ウチノ建設 岩手県庁 県民室工事
ウチノ建設(株)
(文章:木の家ナビ事務局)
岩手県庁の県民室の、一部の壁を県産木材を使用して木質化する予定となっております。
今回は、その木質化工事に使用する材料の加工を取材させて頂きました。


工事を担当するのは、盛岡市に事務所を構えるウチノ建設(株)。
確かな技術を持つ自社大工の手で、地元である岩手県で育った木を使い、ぬくもりを感じながら長く住める本物の家づくりを目指している工務店です。
自社で製材も行うことが出来る工場も持っており、今回はそちらにお邪魔しました。

こちらは加工する前の材料です。今回使用する広葉樹は8樹種。豊富な数の樹種を誇る岩手県ならではです。
巾ハギ板を加工し、枠にピッタリとハマるように加工していきます。
<各樹種の特色>
ホオノキ(画像左)…30cm程になる大きな葉っぱの木で、木工の版画用の板などにも使われる柔らかい木材です。灰色がかった緑っぽい色合いも特徴です。最近では家具用材としても利用されます。
セン(画像右)…白っぽい色合いで、艶のある美しい木目が特徴です。加工もしやすいため、内装のカウンターや階段板など、幅広く使われています。

<各樹種の特色>
ケヤキ(画像左)…力強い木目と明るい色合いが特徴で、強靭で耐久力のある木材としても有名です。
ヤマザクラ(画像右)…重厚で強度も高く、温かみのある色合いの木材です。きめ細やかな木目と滑らかな手触りも魅力の一つです。

<各樹種の特色>
オニグルミ(画像左)…落ち着いた色合いで、基本的に硬い広葉樹の中でも柔らかめな木材です。独特な光沢で、床板や内装の家具などに人気があります。
クリ(画像右)…身近な樹木の一つで、湿気に強く腐れにくいのが大きな特徴の木材で、家の土台や鉄道線路を支える枕木にも使われます。力強い年輪と広葉樹らしい硬質感・調和のとれた優しい風合いも素敵です。

<各樹種の特色>
ナラ(画像左)…どんぐりの木と聞くと、なじみ深いかもしれません。木材としては緻密で重く硬いため、傷がつきにくい木材として知られています。くっきりとした木目と淡い褐色の風合いも魅力です。
イタヤカエデ(画像右)…甘いメープルシロップなども取れるカエデの木です。優しい木目と色合いで、「絹糸光沢」と呼ばれる、きらきらと光る独特な光沢が大きな特徴です。


枠になる予定の材料です。こちらも岩手県産の杉となっています。杉は馴染みの深い木材で、柔らかい手触りの良さが特徴です。
大工さんの手で一つ一つ加工していきます。
~数日後~

今度は取付工事の様子をご紹介します。
こちらは、作業場で組み上げた枠材を搬入する様子です。



取り付けが完了した様子がこちら。
木のぬくもりが豊かで、心安らぐ落ち着いた空間に生まれ変わりました!
温かで親しみやすく、美しい木目をじっくりと感じる事が出来ます。
広葉樹のパネルもクリア塗装され、樹種ごとの色合いの違いがハッキリ分かるようになりました。
ここは何の樹種が使われているんだろう?…と考えながら見るのも楽しいかもしれません。
また、木材は長年使い続ける事で、味わい深い色合いに変化していきます。その変化を感じられるのも、木の魅力の一つです。

場所は岩手県県庁の1階、県民室の入り口近くです。県民室では、様々な県産品などが展示されています。
ぜひ、地元岩手県の魅力を感じに、県民室に立ち寄ってみてください。
施工などに関するお問い合わせ
ウチノ建設(株)
TEL:019-641-8852
木材に関するお問い合わせ
岩手県 農林水産部林業振興課
リンク:https://www.pref.iwate.jp/soshiki/nousui/1016046.html
(林業振興課の案内ページに移動します。)
県民室・その他 県庁内施設に関するお問い合わせ
リンク:https://www.pref.iwate.jp/kensei/kanzai/kenchou/index.html
(県庁舎の案内ページに移動します。)
