【完成レポート】長澤紗織設計室 西青山新築工事
長澤紗織設計室
先日ご紹介してきた、西青山にある新築工事現場が遂に完成いたしました!
設計を担当した長澤紗織設計室の長澤紗織先生。
構造材から造作材まで盛岡市産木材を9割使用した、想いの詰まった住宅の様子をご紹介いたします。
玄関に入ると、正面に和箪笥がありました。
先代から長年愛用しされているといことで、今回の間取りになじむように塗装されており、世代を超えて受け継ぐに相応しい至高の逸品です。
唐松の美しい床板と共に、巾広の玄関上り框が見えてきました。
今回、框に採用したのは岩手県産カツラの木。
カツラは足触り良い質感と、赤身を帯びた素敵な色合いが特徴の広葉樹です。見た目が良く、玄関を開けて最初に見える部分にピッタリですね!
玄関には、縦と横に設置したセンの手摺材が使用されています。
温かみがあり、とても手触りが良いです。
「手摺を使うと框の上り下りのときに身体への負担が少ない」という長澤先生のこだわりがあります。
こちらは、1階の様子。
唐松の床板が大工さんの手によって綺麗に仕上げられていました。
今回の床板には無節の唐松材を使用しています。
奥には畳張りの和室空間。仏壇を置くスペースも確保されています。隣の寝室とは障子によって仕切る事ができるオープンな空間になっています。
また障子と共に岩手県産の赤松を使用した敷居も綺麗な仕上がりとなっています。
また、リビング中央には大黒柱は唐松を使用しています。
使用した唐松は節の少ない、樹齢120年の材を使用しております。
大工さんが加工した150角の角材は8角形で家のシンボルとなっています。
段板はセンの天板を使用。軽くて柔らかい踏み心地を感じます。
白く綺麗な木目が特徴的です。表面が光っております。
和室の天井には杉の羽目板を使用しています。
無節の綺麗な杉材が使用されています。
洗面台には岩手県産材のポプラの木が使用されています。
柔らかく、木製品に加工するには適した木です。
ポプラ材は、内装材・キッチンキャビネット・ドア・楽器・おもちゃなどの木製品に使われています。
今回は濃い色に塗装し、高級感のある仕上がりになっています。
今回物件は「老後の暮らしを楽しむための終の棲家」をコンセプトとした設計になっています。
「冬でも暖かく体に負担少ない家」
「歩行することして適度な運動ができる周回動線」
など
取材さていただき 長澤先生の様々なこだわりを感じることができました。
ー 皆さんも、こだわりの木の家に住んでみませんか。-
お問合せ
長澤紗織設計室
TEL:019-697-5471
(2023年10月5日 投稿)