㈲箱崎工務店 盛岡市内現場レポート(施工中編)

(有)箱崎工務店

 

今回は盛岡市内にある新築工事現場を取材させていただきました。

施工するのは紫波町内にある箱崎工務店です。

地場産木材を積極的に活用した家づくりをされています。

 

 

まずは現場に入ると施工が

柱・梁などの構造材、間柱などの羽柄材には今回、盛岡市産材を使用しています。

 

 

基本的な木造の構造体は、縦に伝わる力を受け持つ柱材と、横に伝わる力を担当する梁・桁材で構成されています。

木造建築物の設計をする際に、間取りが決まり、しなくてはいけないのが各柱の配置です。

一般的には、柱割と言われる作業となりますが、各部屋の間取りに合うように最も適した柱の位置を決めていきます。

構造上、柱の上部は梁や桁などの横架材で固定しないといけません。

大きな横架材を使えば柱のスパンも大きくできますが、柱が負担する重量も増してきます。

大きな力が加わる柱は、寸法を大きくすれば良いのです。

しかし近年、地震に対する構造や建材の画一化によって、柱のサイズやスパンもほぼ一定になってきています。

 

 

100本近くある1等材の柱の中に赤身が強く節の無い、きれいな柱材がありました。

その柱を今回は化粧用として使用します。ニ面ほぼ無節です。

 

 

内部中央、梁材には赤身の強い唐松を使用しています。

年輪や木目は色が赤みを帯びて濃く、力強い印象を受けます。

カラマツの木材の特徴の一つは、その高い強度にあります。

冷涼で降雪の多い厳しい環境に耐えられるように進化してきたため、硬くて粘り強い材質となっています。

素材生産量(収穫された丸太の量)を都道府県ランキングを見てみると、岩手県は第2位になります。

( ちなみに第1位は北海道、第3位は長野県になります。 平成24年林野庁統計情報を参照 )

 

 

現場裏手に行くと

周りに高い建物がないため、素晴らしい景色を楽しむことができる贅沢さです。

 

今回は部材や樹種などを中心にご紹介してきました。

次回は、完成後にこだわりポイントなども触れていきながら、ご紹介できればと思っております。

 

(文章:いわて木の家ナビ事務局)

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