㈲岩井沢工務所 東家本店改修工事
㈲岩井沢工務所
今回は盛岡市内店舗の改修工事現場を取材させていただきました。
現場は盛岡市中ノ橋通で明治40年創業の「わんこそばと郷土料理 東家本店様。
現在は大通りの仮店舗への引っ越しとほぼ同時期に本店も閉店して、改修の準備に入っています。
内装材には岩手県産木材がたくさん使われています。
天井材には県産木材のセンが使われています。
もともとは白い木肌の樹種ですが、古色の塗装で仕上げる予定です。
センは木目が非常に綺麗な樹種です。
店舗中央にはニレの柱。
ニレは硬くて粘りがあり、割れにくい特徴があります。
テーブル天板や家具材にもよく使われます。
また上部にはエンジュの曲がり梁。
エンジュは皮の部分を薄く削って仕上げています。
木の表面を薄く削ることで中から白い部分が見えてきます。
エンジュはこの白い部分と内部の黒い木目が対照的な特徴を持つ樹種です。
現場では大工様がさまざまな道具・機械を駆使して木を仕上げていきます。
腰壁には県産木材の赤松が使われています。
床材はタモ、シラカバ、セン、クリを施工予定です。
大工様の手を掛けて少しずつ仕上げることで、こうした造作材がお店の一部として使われて行きます。
店舗改修工事に4種類以上の樹種を使用できるのは岩手県の特権です。
お問い合わせ
(有)岩井沢工務所
TEL:019-623-2053
(2022年10月10日 投稿)