(有)清水畑建設 盛岡市下太田の住宅 改修レポート
(有)清水畑建設
盛岡市下太田にて、岩手県産木材を使用した改修工事が進行中です。
こちらの現場は、築10年程度の中古住宅でしたが、新築同様に生まれ変わる様子をご紹介いたします。
まずは大工さんが床板を張る様子をご紹介いたします。
今回使用しているのは樹種はナラ。広葉樹の中でも硬くて傷つきにくく、耐久性に優れた材料です。
無垢板は1枚1枚、長さだけではなく、色合いや木目に違いがあります。
普段から生活するリビングには明るい色合いの板を選んだりと、上から順番に張らず、部屋ごとに使用する板を選別してから工事は進められました。
部屋全体を見渡しながら、手際よく作業を進めていく大工さんの高い技術が光ります。
床張りが終わった状態がこちら。
木の雰囲気が素敵なお部屋に生まれ変わっていますね!板ごとの長さに大きく偏りが出ないように整えている大工さんの細やかな心遣いも、よく分かります。
足触りが良くなる他、暖かさを蓄えてくれるのでお部屋が温まりやすいのも、木材ならではの良さですね。
今回の住宅は、施主様と、施主様の同僚の方々が協力して塗装の仕上げを行うという事で、そちらの方にもお邪魔しました!
食器の塗装にも使われる自然素材の保護塗料を使用して、連携プレーでドンドン仕上げていきます。
塗装を終えた状態がこちら。リビングの様子です。
無塗装の状態と比べて、ナラの木材ならではの落ち着いた深い色合いが際立っていますね!
使用した塗料は浸透するオイルなので、木の呼吸を妨げず手触りの良さを残したまま、水や汚れに強くなっています。
こちらのお部屋は黒っぽいナラの板を多めに貼りました。
同じナラの板でも、リビングのナラとは大分 印象が変わります。
こうした木材の色合いの統一感を考えながらの施工は、木を分かっている大工さんならではです。
ナラ床材の面白い点として、「虎斑(とらふ)」と呼ばれる虎の毛のように見える縞模様が見られるのも魅力の一つです。
写真では、中央上部の柾目板に、横縞模様が現れているのが分かるでしょうか。これが「虎斑」です。
年輪の中心から放射状に入る組織に、水や栄養分が蓄えられている場合に出る模様で、質の良い木材であることを意味しています。
こうした木材特有の個性を調べて、実際に探してみると面白いかもしれません。
作業が順調に進んだので、建具材の塗装にも挑戦していました!
木目の方向に合わせて、丁寧に塗料を伸ばしていきます。みるみる色合いが変わる様子が印象的でした。
塗装した建具を取り付けた様子がこちら。
塗装する前も素敵でしたが、床板・建具を塗装する事で木目の質感や雰囲気がより強く感じられるようになりました。
今後の新生活がとても楽しみになりますね!
また、木材ならではのメリットとして、日々の生活の中で徐々に色合いが変化していくという部分もあります。
今回のナラ床板も、現在の状態から、さらに深く落ち着いた高級感のある味わい深い褐色へと変化していきます。
少しずつ馴染みながら変わっていく様子を見ていくのも楽しそうです。
最後に清水畑社長からは、
「新築をご検討される際は、中古住宅のリノベーションも是非ご検討ください!物件購入の際のご相談からでも対応いたしますので、お気軽にお問合せ下さい」
との事です。これは本当に心強いですね。
(文章:いわて木の家ナビ事務局)
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(令和4年1月18日 16:30更新)