(有)くらし建築工房 安心して暮らせる二世帯住宅 新築レポート その1
(有)くらし建築工房
盛岡市に大切な家族と一緒に安心して暮らせる二世帯住宅を建設中です。
設計を担当するのは長澤紗織設計室の長澤紗織先生。建て主さんと一緒に悩みながら、心地よく安心して暮らせる家づくりを行っている設計士の方です。
施工を担当するのは、リフォーム工事などを得意とする(有)くらし建築工房。きめ細やかな配慮がされた、快適に健康的に過ごせる心地よい住宅を追及している工務店です。
どんな住宅が完成するのか、とても楽しみになりますね!
次回はコチラ⇒安心して暮らせる二世帯住宅 現場レポート(建て方編)
さて、今回は「土台敷き」と呼ばれる工程の部分からご紹介いたします。
住宅がどのような工程を経て出来上がっていくのか。そういった完成住宅を見るだけではイメージしづらい部分を紹介する事で、今後住宅の新築を考えている方の助けになれば幸いです。
まずは材料の様子から。
こちらは構造となる梁・桁などの材料です。樹種は横方向の力に強く、針葉樹の中でも粘りづよい唐松。もちろん岩手県産木材です。
また、よく見てみると組み立てやすいよう加工がしてあります。
現場での施工前に製材所で、木材を切断したり接合部の加工を施しておきます。これを「プレカット」と言います。
それから、現場で大工職人が設計に基づいて建てていきます。地域の大工さんと、地域の製材工場の連携が素敵な家づくりには欠かせません。
今回は、二世帯が生活される住宅のため、一家族が住む住宅よりも材料が多めに入っています。
これらの材料を、わずか1週間で一気に組んでいきます。
また、8m近い大迫力の集成材梁も納材されていました!
どのように使われるのか、とても楽しみです。
材料が入ったら、早速基礎コンクリートの上に土台となる国産の桧材を敷いていきます。
この作業は、住宅の骨組みとなる大事な工程です。土台に書かれた番号やプレカット図を見比べながら、大工さんはテキパキとあっという間に組んでいました。
2日後、再び現場にお邪魔しました。
こちらは、土台敷きが終わった様子。土台と共に、1階床部分を支える大引と呼ばれる部材も組まれていました。
白っぽい桧の真ん中に組まれた赤っぽい木材が大引です。大引も梁と同じく、横方向に強い唐松を使っています。
また、今回は岩手県産の杉の柱材も納品されていました!
縦方向の力に強い杉を柱に、横方向の力に強い唐松を大引や梁・桁に。
地域の材料を活用しながら、適材適所の木材を使用した家づくりに取り組んでいるのが分かります。
このように地域材で素敵な建物を作ることが、製材所や建設業者、地域住民などが豊かになる事に繋がります。
次回は、建て方の様子をご紹介します。
(文章:いわて木の家ナビ事務局)
お問合せ先
(有)くらし建築工房
TEL:019-651-3800
E-mail:kurashi@chorus.ocn.ne.jp
HP:http://www.kurashi-inc.com/
長澤紗織設計室
TEL:019-697-5471
(令和3年10月21日 15:30更新)