(有)清水畑建設 マンション改修レポート
(有)清水畑建設
今回は、もうすぐ引き渡しとなる、岩手県産材をふんだんに活用したマンションの改修現場の様子についてご紹介します。
室内に入ると、木質化された温かみのある空間が出迎えてくれます。
玄関の上り框には落ち着いた色合いのクリ材を、床板にはナラ材を使用しています。
入口近くの部屋には、唐松の床板を使用。杉と同じ針葉樹ですが、適度に強度がある木材です。
節が多いので見た目も面白く、足触りが良く冬でも冷たくならないので、床板にピッタリです。
そんな床板ですが、なんと施主さん自ら、張っていったそうです!
貼り終えた際には、とても満足そうでした。こうした作業を行う事で、より愛着の湧くお部屋となりそうです。
経年変化により、更に味わい深い色合いになっていくのを感じられる楽しみもあります。
キッチンカウンターにも、クリの天板を使用。
クリは木目がハッキリと分かりやすいので、日々の生活の中で、風合いを楽しむことが出来ます。
スペースを最大限活用できるよう工夫されたキッチンも魅力的です。
目立つ部分には、床と同じナラの巾ハギ材を使用しています。
玄関から続く生活スペースの床板には、岩手県産のナラ材を使用しています。
ナラは広葉樹の中でも特に堅く、耐久性に優れ傷がつきにくいので、床板に適している材料です。
重厚感のある色合いもお部屋の雰囲気にマッチし、落ち着ける空間となっています。
経年変化で白っぽい部分も、徐々に深みのある味わい深い色合いになっていきます。
西和賀に工房を持つ「WARANOUE」さんが作成したランプシェードも拝見しました。
一つ一つの木が持つ流れに沿った自然な形で、木質された室内の雰囲気との相性がよさそうです。
壁材には、岩手県産のホオノキ合板を使用しています。緑がかった独特な色合いと、広葉樹の中では柔らかく加工しやすいのが特徴です。
こちらの表面の板は、丸太をカツラ剥きするように挽いたもので、木目の流れが良く分かります。
とても落ち着いた雰囲気で、かっこよく仕上がりました。
反対側の壁には、センの合板を使用。木目に特徴があり、とても面白い雰囲気に仕上がっています。
白っぽい色合いが特徴で、和室などにもよく使われる木材です。日々の生活スタイルに合わせながら、塗装する事で雰囲気を変えていくことも可能です。
ホオノキとセンの壁はどちらも、棚板の高さを付け替えたり、数を調節できるようになっているので、使い勝手も抜群です。
広い窓で、明るさを取り入れている寝室の壁には、シナの合板を使用しています。
耐久力が高く、木目も綺麗ですっきりとした見た目が特徴で、リラックスできる寝室にピッタリです。
寝室の横には収納もあり、とても便利です。
木材以外にも、室内のクロスや塗装などには熱を逃がさず、お部屋の暖かさを逃がさない断熱の工夫もあるそうです。
マンションの一室だからこそ、妥協無しの様々なこだわりを詰め込むことで、長く住める快適な生活を楽しむことが出来ます。
地元の木材を使った、愛着のある特別感のあるお部屋。これからの暮らしに夢が広がります。
(有)清水畑建設
TEL:019-641-8372
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(2020年9月11日 15:00 投稿)