長澤忍建築舎 県産材使用・赤いマンサード屋根の地域交流館完成
森の棟梁現場レポート
長澤忍建築舎
花巻市石鳥谷町に、県産材をふんだんに使用した赤いマンサード屋根の地域交流館が完成しました。
《文章 長澤忍建築舎 長澤さん》
この施設は花巻市石鳥谷町中寺林にある、社会福祉法人光林会の関連施設です。
ギャラリーや地域交流の施設として建てられました。
自然あふれる中、隣接するグループホーム(舘前ホーム)のスタイルを調和させた、赤いマンサード屋根と白壁が特徴です。
「マンサード屋根とは?」
皆様ご存じの昔からある農家小屋のスタイルですが、主にフランスで用いられ、フランスの建築家フランソワ・マンサールが考案したとされます。
切妻屋根の形状を持ち、上部はゆるく、軒に近いほうで急に折れ曲がった屋根勾配を持つ屋根の事です。「腰折れ屋根」とも呼ばれます。
スロープと玄関ポーチには施設の利用者が作った焼き物やビー玉を散りばめています。
外部空間のテラスの腰壁は県産杉板張り。
階段上からホールを見る。
床板は県産唐松。
地域交流室の鴨居には解体した建物の古材を再利用し、ホールの吹抜けにはステンドグラスや色ガラスを散りばめています。
唐松の床板張り作業。
床完成。
地域交流室奥の化粧梁も古材の再利用。
ギャラリーや地域交流の多目的ホールのテラスと全開口サッシでオープンスペースになります。
お問い合わせ先
長澤忍建築舎
HP http://nagasawa-act.chips.jp/