(有)清水畑建設 みたけの家2(施工中編)

森の棟梁 現場レポート
盛岡市内みたけにて県産材を使った住宅が上棟し、大工さんによる木工事が進行中です。
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外観 東北産の杉の板張り(1F)と金属サイディング(2F)
木材利用ポイント対象住宅です(右側にのぼりも見えます)
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上棟の様子 自社大工さんが何とクレーンを使わず人力で行いました。
《文章 森の棟梁事務局》
お話をしてくださったのは、清水畑専務です。
「こちらのお住まいはシンプルで使い勝手が良く、住みやすさにこだわったお住まいです」
具体的にはどういった工夫が施されているのでしょうか?
「まず外観は総2階建てで下屋がついているシンプルな形ですが、外壁には金属サイディングと東北産の杉の無垢板を張りました。対象的な素材なのでそれぞれが際立ちます」
確かにシャープな印象の金属サイディングと、温かみのある無垢の板張りだとお互いが際立ちます。
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1階部分は杉の板張り。後に自然塗料で塗装が施されるそうです。
「間取りも極力無駄なスペースを省くことで、使い勝手の良いものにしました。そうすることによって日常のメンテナンスもしやすくなると思います」
住みやすく長持ちをする家。
お施主様にとっても安心です。
内装にも工夫が施されていそうですね。
「はい。例えば方位によってサッシの使い分けを行っています。こちらのお住まいですと日当たりの良い南と東側には太陽の熱を取り入れることを重視したペアガラス。北と西側は断熱性能を重視したトリプルガラスを採用しています」
細かな配慮ですが、これは嬉しいですね。
「それと、目には見えない部分のこだわりですが、基礎は断熱材で出来た型枠で作った基礎です。基礎を断熱材で囲むことによって、ベタ基礎部分のコンクリートが蓄熱体なると考えています。そうすることで、家全体が温度差の無い状態となることを期待しています。施工中の工夫としては、ベタ基礎部分と立ち上がり部分を一発で打設したので、型枠作業や配筋作業に大変な部分はありましたが、基礎全体が打ち継ぎ無しの一体のかたまりとすることができました」
なるほど。
基礎も自社の大工さんが施工されたそうです。
安心丈夫で耐久性のある基礎なんですね。
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県産材も使用してます。 杉:柱  唐松(集成):梁・桁  天井の表し化粧合板も県産。
木材に関しては、おもしろいこだわりはありますか?
「県産材もふんだんに使っています。杉は柱。唐松(集成)は梁・桁に使っています。床板は無節の南部赤松を張っていきます。この赤松の床板は丸太の皮に近い外側からしか取れない、貴重な部分なんですよ」
無節の赤松・・・貴重品なんですね。
材料を用意するのにも時間がかかったんですか?
「実はプランニングには1年近く費やしています。というのも、3年以内に実際に新築されて既に住まわれている、OB宅を数件お施主様と訪問した上で、じっくり打合せを重ねました。その過程で赤松をお施主様にご提案させて頂いたので、材料の方は山へお願いして用意してもらっていたんです」
OB宅を訪問するのは、イメージが湧き易くいいですね。
また、丁寧にプラン二ングに時間をかけたからこそ、用意することが出来た赤松だったんですね。
「こちらの住まいは5月頃完成の予定ですが、随時現場見学は受け付けています。お気軽にお声掛けください」
ブログでも現場情報を紹介しているそうですので、以下よりお問い合わせをお願いします。
お問い合わせ先 (有)清水畑建設
ホームページ http://shimizuhata.jp/