のぞみ設計室 県産材を使用した山小屋風外観の住宅

森の棟梁 現場レポート
雫石町の静かな草原の中で、農業をのんびり楽しみながら、愛猫と暮らす為の県産材住宅が完成しました。
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《以下文章 森の棟梁事務局》
お話ししてくださったのは、ちょうど打合せで現場にいらしていた建て主のIさん、設計を担当されたのぞみ設計室代表の小山田さん、施工を担当された佐々木工務店の佐々木棟梁です。
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建て主のIさん(右)へ仕様や仕上りの確認を行う佐々木棟梁(中央)と小山田さん(左)。
「3匹の猫たちと一緒にのんびり農業をしながら木の家に住むことが希望でした」
とおっしゃるのはIさん。
お敷地には農地も含まれていて、農業の方も心おきなく行えます。
こうしたIさんのこだわりに対し、協力しながら答えをだしたのが小山田さんと佐々木棟梁です。
「猫ちゃんがお家の中でも楽しんで暮らせるように、キャットウォークを設けました」
とおっしゃるのは、設計を行った小山田さん。
なるほど、これなら雪の多い雫石でも猫ちゃんは安心ですね。
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木の心地よい香りの広がるリビングは、開放感のある吹き抜けとなっています。
天井の内壁には、キャットウォークが設けてあります。
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県産木材もたくさん使われています。

 

「床板は猫が引っ掻いても表面を削れば修復出来るように松の板材を使用しました」

と建て主のIさん。

なるほど。無垢材だからこその発想ですね。

 

内壁は杉板張り。これらの板材には鉱物の色素、松ヤニ、蜜蝋が原料の自然塗料で塗装したそうです。

体にも優しい自然塗料は、無垢の木との相性もいいのですね。
キッチンのカウンターには、1枚物のセンの木が使われていて木の自然な曲がりを活かしています。
佐々木棟梁による丁寧な仕上げが施されています。

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カラ松の床板を張り進める佐々木棟梁。
お宅はなんとこちらの住まいから車で5分。
これなら住まいのことで万が一のことがあっても安心です。
設計士の小山田さんと、地元の大工の佐々木棟梁の協力タッグ!?だからこそ、完成したお住まいでした。
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