(有)清水畑建設 「山岸の家」完成報告

森の棟梁 現場レポート
以前もご紹介した、木材利用ポイント対応の岩手の木をふんだんに使った山岸の家が、まもなく完成します。(以前の報告はこちらから)
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《文章 森の棟梁事務局》
お話しをしてくださったのは、清水畑専務さんです。
「できるだけ木の家、とりわけ岩手県産にこだわりました。床には南部赤松と栗の無垢板。天井には現わしの唐松の集成梁と県産化粧合板。また外壁には杉の無垢板も張っています」
杉に唐松、そして赤松と栗、色々な種類の木が使われています。
木の種類が変わると、色合いも変わり雰囲気もがらりと変わりますね。
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「床の南部赤松ですが、白っぽく上品な色合いをしています。経年変化で飴色に変わっていくのも、趣深くいいものです。
それと、床の白と合うように、壁も漆喰で左官仕上げです。スイス漆喰のカルクウォールという壁塗り材ですが、調湿性能に優れて室内の空気をきれいにしてくれます。
透明感のある白の漆喰に囲まれ、暖かな日の光を感じながら南部赤松の床に寝転がる。想像しただけでも気持ちいいですよね」
南部赤松と漆喰壁の奇跡のコラボレーション!?といったところでしょうか。
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「岩手ならではの木ということで、1Fの洋室の床は栗です。赤松と比べると重厚感があり、また違った雰囲気が楽しめますよ」
確かに女性らしい上品な赤松に対して、男らしく重厚な感じがします。栗の木の床というのも親しみやすく、遊び心を感じます。
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「手づくりの家ということで、棚や本棚、収納ボックス、下駄箱等々は自社の大工で作っています。作りつけなので収納物に合わせたり、ちょっとした空間を最大限利用したり、寸法に自由がきくので、お施主さんにもご好評なんです。」
確かにその方が、効率よく収納スペースを生み出せそうですね。
 
「建具も既製品ではなく、職人さんの手づくりです。子どもから大人までドアの開閉が行いやすいように、ドアの取っ手部分は直線状にシャクリを入れています」
細かい部分ですが、生活の知恵を感じます。これなら使い勝手もいいです。
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「リビングから続く小上がりの畳スペースは、くつろぎの空間ですが、窓を開ければ外のデッキと繋がっているので、例えば洗濯物をサッと取り込んで置くのも良いですし、急な来客時には、襖を閉めてリビングからは独立した空間にすることも出来ます」
用途に応じた可変的な空間ですね。こういう空間があると本当に便利ですよね。
また、小上がりの床下は引き出しになっていて、収納スペースにもなっていました。
作りつけのメリットを最大限活かされています。
「木の家の良さは、実際に感じてもらうことが一番です。お気軽にいらしてください」
建て主様のご好意により11月中の期間、事前予約の方に限りご見学が可能とのことです。
お問い合わせは以下ホームページよりお願いします。
(有)清水畑建設 ホームページ
http://shimizuhata.jp/