住工房森の音 大地から育む家(完成編)

森の棟梁現場レポート
施工中にもご紹介した、雫石町内で建築中の「大地から育む家」が完成しました。
(以前のレポートはこちらから)
《文章 森の棟梁事務局》
お話をしてくださったのは、櫻田社長と現場監督の深持さんです。
「大地から育む家は自然素材と、職人による手づくりにこだわりぬいた住まいです」
確かに至る所に素材へのこだわりと職人の技が見受けられます。
◎ 外壁
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火山灰が原料の塗り壁。断熱、防水、調湿に高い効果があります。丁寧な左官仕上りです。
◎ リビング

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床:ナラ(手前) カラ松(奥) 化粧梁:南部赤松 化粧柱:杉 (全て県産)
「柱には真っ直ぐ素直に育つ杉、梁桁には粘りのある松、床には柔らかみのあるカラ松や傷の付きにくいナラ。岩手は適材適所の家づくりが地元の木で出来てしまいます。木をよく知るベテランの専属大工が、色合いや節の具合を1枚1枚見て合せながら張るので、仕上がりも非常にきれいなんです」

適材適所で県産木材のコーディネートをした上で、専属大工さんによる丁寧な仕上げ。
これはお施主様にとっても嬉しいですね。
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リビング階段:南部赤松(県産) 
◎ 浴室
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浴室内板張り:檜(国産)
「浴室はお施主様のご要望もあり、檜の板張りです。タイルも職人による手積みで仕上げています」
浴室いっぱいに広がる檜の香りに包まれながら入るタイル風呂。
きっと、一日の疲れが吹き飛んでしまうんでしょうね。
◎ 洋室
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床:カラ松(県産) 作業机天板:タモ(国産)、栗(県産)
「洋室は将来的に2つに区切って使えるように設計してあります。作業机では書き物をした時に、
目が疲れず見やすいように白色の蛍光灯を採用しました。」
住まう人のライフスタイルに応じた仕様の提案。
細かな部分ですが、とても大切です。
タモカウンター.JPG栗カウンター.JPG
作業机天板 上:タモ(国産) 下:栗(県産)
「遊び心で作業机には、木の形をそのまま活かした天板を使いました。実はこの天板はお施主様と一緒に選んで決めたんです」
選んだ天板で本を読んだり、物書きをしたり。
なんだか勉強もすごくはかどりそうな気がします。
◎ 薪ボイラー
「こちらの住まいは、住宅用では日本で初となるオーストリア製の薪ボイラーを採用しています。
給湯はもちろん、暖房の温水パネルヒーターの熱源としても利用します。岩手の豊富な森林から手に入る薪が燃料なので、石油に頼らない生活が出来ます」
地域にある資源を使い地域にお金を使うことで、地域が発展していきます。
また、為替相場にも左右される化石燃料は、価格が不安定で高騰も心配されます。
地域の発展への切り札となるかもしれない、薪ボイラー。
大変興味深いです。
家づくりを通じて地域を元気に。
そんな壮大なテーマが感じられるお住まいでした。
住工房森の音さんのホームページは、以下からご覧いただけます。
住工房森の音(有)美建工業 ホームページ
http://www.morinone.co.jp/