(有)くらし建築工房 旧宅の思いを受け継ぐ改築工事が竣工しました
森の棟梁現場レポート
奥州市内で、県産材をふんだんに使用した二世代同居の改築工事が行われました。
施工後
施工前
《文章 森の棟梁事務局》
お話をしてくださったのは、中村社長さんです。
「お施主様へは、思い出の詰まった家を壊さず、そのまま利用する全面改築をご提案しました」
当初は建て替えをご検討されていたそうですが、思いの詰まった旧宅を活かすということで改築工事に決まったそうです。
「工事を進めていく上でのご要望としては、二世代同居で心地よく過ごせるように、暖かくすごせるようにの二点でした。断熱対策をしっかり行いながら、岩手の木をふんだんに使った居心地の良い空間づくりを行いました」
確かに内外装問わず、たくさんの木材が使われています。
◎ 小屋裏 → 中二階の空間
小屋裏の壁天井を解体し、梁を現わしに。
既存の梁を利用しながら、必要に応じてカラ松(県産)の梁も設置。
屋根天井には杉(県産)の羽目板を張りました。
小屋裏だった空間は、隠れ家的な中二階へと生まれ変わりました。
◎ 居間
施工前の居間と廊下
中二階からみたリビング。床にはカラ松(県産)を張りました。
木の心地よい香りが広がるリビングへと生まれ変わりました。
◎ お座敷 → 板張りの居室
施工前
既存の付鴨居を活かしながら、腰壁と床板には杉(県産)を張りました。
「長い時間を共に過ごしてきた住まいとの思い出は、かけがえのないものです。
また、木材は年月を経るごとに味が増していくものだと思います。既存のものを活かすのは改装工事の強みですので、お気軽にお問い合わせください」
長く住まうことで価値の増すもの。
使っては捨ての今の時代にあって、改築の良さを改めて認識したお住まいでした。
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