(有)玉澤建設 自然素材にこだわった復興住宅が完成間近です

森の棟梁 現場レポート
沿岸被災地で県産木材をふんだんに使用した復興住宅が完成間近です。
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《文章 森の棟梁事務局》
お話しをしてくださったのは玉澤社長です。
「津波で家が全壊されたお施主様が、モデルハウスにお越し頂いたのが出会いのきっかけでした」
命が助かっただけでもありがたい・・・
そう考えるのは前向きであることに間違いありませんが、長年の住まいを一瞬で失うのは、言葉にならない悲しみがあったかと思います。
「地震と津波対策で住宅基礎部分には、特に力を入れました。基礎の巾は25センチと通常に比べ大幅に増していますし、立ち上がりも1メートル80センチとっています」
出来る限りの対策をとる、とても大事なことだと思います。
「お施主様が自然素材にこだわった住まいをご要望されていました。我が社の強みは自社の製材部門も併せ持つことです。可能な限り地元の山から丸太を買い、製材し製品として住宅に使用しますので、自然素材にこだわった住宅を作りあげることが出来ました」
住宅の中を見渡しても、たくさんの木々が使われています。
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化粧の東北産杉柱。製材し天然乾燥を行いました。節が無く美しい木目です。
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県産栗の化粧柱。こちらもアクセントになっています。
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県産カラ松の壁の板張りと、現わしの県産赤松の梁。
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キッチンカウンター天板 国産タモ
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トイレカウンターと腰壁 県産栗
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掘りごたつ框 県産桜
「当社で長年ストックしていた材料もお施主様に提案しました。たくさんの種類の木を使うことができたのもこちらの住まいの特徴です。また、隠れてはしまいますが、野地板や床などの下地材などにも県産材を使っています。新しい生活をたくさんの木に囲まれて、送ってもらいたいと思います」
本社事務所が一関市藤沢の玉澤建設さん。
沿岸部へのアクセスが良好なことから、復興住宅へも力を入れています。
現場情報やイベント情報は、ホームページで随時更新するとのことです。
(有)玉澤建設ホームページ
http://www.kirara-airpass.com/