岩手の山の素材をデザインに活かす家 長澤紗織設計室
現場レポート
女性らしさのきめ細かなご提案と、素材本来の持ち味を活かした家づくりに定評のある長澤紗織
設計室が、盛岡市内にて岩手の木材を使った改修工事を行ってます。
今日は室長の長澤さんが、改修へ使用する木材を選びに盛岡木材流通センターへやってきました。
盛岡木材流通センターは、丸太の市場で、毎月1回、丸太の競りを行う場所です。
市場には岩手の木材はもちろん、秋田、青森、北海道などから約70種類以上の木の丸太が
集まってきます。
市場の土場には、丸太だけでなく丸太をスライスした天板や、角材などもストックしてあり、
月1回のペースで、長澤さんは木材の仕入れに来ています。
(写真:左 室長の長澤さん)
「木材1本1本が持つ曲線、節、年輪といった個性を見て、デザインをイメージしていきます」
と、長澤さん。
「それは決してカタログでは分かりません。実際に目で見て肌で触れ、イメージを膨らませることで、木材から設計に活かすように心がけています」と語ります。
今回の改修工事分では、さっそく2間(3.65メートル)ものの、県産クリの天板を仕入れ、
節穴や曲がりを活かした、窓台カウンターなどに使うイメージを膨らませたようです。
「来るたびに面白い発見がありますね。このセンの木は面白い木目をしているので、次回設計する物件に使いたい」と、本当に岩手の木材が大好きな様子が伺えます。
こちらの現場では、県産サクラの無垢床板も、敷く予定とのことです。
次回の現場レポートでは、内装工事の様子をお伝えします。