森の棟梁突撃レポート -(有)木の香の家-

 県産材を使った家づくりに関するよもやま話を、5回にわたってお送りしていく「森の棟梁突撃レポート」。
第3回目の今回は、北上市本町にあります「(有)木の香の家」さんです。
スタッフは白鳥社長と3名の現場監督さん、さらに1名のコーディネーターさんを加えた計5名と、
少数ながら非常に勢いのある工務店さんです。
お話ししてくださったのは、営業・設計・現場監理・経理と一通り担当されている白鳥社長です。
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Q1. 県産材を使用した住宅を年間15棟前後つくられているとのことですが、
    お客様の年齢層と大体の建物予算を教えて下さい。
A. 年代は30~60代と幅広いですが、共通しているのは断熱性能、デザイン性、自然素材と
   いった「ちょっとこだわりたい」というお客様が多いですね。
   予算は当社平均施工坪数の45~50坪位ですと、2300~2500万円位です。
Q2. 新築の際、外国産材と県産材を使用するのでは予算は変わってきますか?
A. 坪数にもよるので一概に言えませんが、変わったとしても数十万円程だと思います。
   ただ、どのようなお客様にも予算はありますので、例えば「目に触れやすい造作材は県産無垢
   材を」という様な、ポイントを絞ったご提案は臨機応変にさせて頂いております。
Q3. 木材の供給サイドへの要望はありますか?
A. 強いて言えば、もっと山側や製材所側の情報が欲しいです。
   どのような木材のストックがあって、どれくらいの価格なのか・・・
   そういう意味では供給サイドと我々工務店サイドを繋ぐ役割を担う人や、同時に透明な
   価格情報の公開が大切だと感じます。
Q4. 最後に木の香の家さんの家づくりに対する想いを教えて下さい。
A. 当社の強みは正しい断熱理論に基づくワンランク上の断熱性能と、お客様の幅広いご要望に
   応じることが可能なデザイン力です。
   現場の施工大工を含め当社のスタッフは、断熱理論の勉強会を定期的に行っています。
   その結果、真冬の夜に暖房を止めても朝に15℃前後を保つ住宅のご提案・施工が可能と
   なっております。もちろん和風、洋風、モダン風、ハウスメーカー風・・・
   どのようなデザインでのご提案も可能です。
ワンランク上の断熱性能と幅広いデザインの提案・・・
雪国岩手県に住む私たちにとっては、目からウロコな工務店さんでした。