(有)くらし建築工房 子育てが終わった夫婦二人で暮らすコンパクトな住宅 新築レポート①
(有)くらし建築工房
(有)くらし建築工房が盛岡市に建築中の
子育てが終わった夫婦二人で暮らすコンパクトな住宅をご紹介します。
木造2階建て 床面積95㎡
中津川沿いの自然豊かな土地なので、
暮らしの中にその景観を取り入れることをコンセプトに設計されました。
玄関とリビングは吹き抜けなので、2本の赤松タイコ梁が表われます。
(タイコ梁とは、丸太の両面をカットした材の事)
赤松は冬に伐採するので、着工のかなり前に丸太を選定しました。
選定した赤松は盛岡市産材。
中の木目はどんなになっているのでしょう?
製材するまでわかりませんが待ち遠しいです。
いよいよ赤松の製材です。
建て主さん立会いの下、割れた瞬間の感動はひとしおです。
家に使われている木材がどこで取れて、どの様な工程を経て建てられるのかは、
一般的には関心のない事かも知れません。
地元の木で家を建てる事で、樹種や産地、
どの様な工程を経て自分の家に使われるのかを知る事が出来ます。
建てる前から楽しいですよ。
2本の赤松が挽き終わりました。
この後乾燥機に入れられ、更に自然乾燥をした後に修正挽きをします。
墨付け刻みの工程に入りました。
タイコ梁は皮を取って形を整えます。
建て主さんはこの木目を毎日眺めて暮らすのですね。
書斎のデスクは県産のタモを選びました。
タモはバットにも使われる程目が詰まって硬い木です。
世界に1枚だけの素晴らしい材との出会い。
これは岩手県に住んでいる人の特権ですね。
今回は材料との出会いをご紹介しました。
次回はその材料が、家の部材として使われていく様子をご紹介していきます。
7月下旬に完成見学会を予定していますが、
工事中も見学は可能です。
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