若葉デザイン一級建築士事務所 テーブルの天板選び
若葉デザイン一級建築士事務所
(文章:若葉デザイン一級建築士事務所)
今回はテーブルに使う板材の打ち合わせで、岩手県森林組合連合会が運営する原木市場である盛岡木材流通センターにやってきました。
針葉樹・広葉樹、併せて70種類以上の樹種を取り扱う、県内最大規模の丸太市場なそうです。
冬は、多くの広葉樹が伐採される時期だけあって、沢山の原木を見る事が出来ました。
丸太の直径を測る一幕も。
「この樹種は、こういった特徴があるから、ここに使われる」
「この丸太は真っ直ぐだから、無駄なく製材できる」
木材をどのように使うか。そういった視点で丸太を見る事が出来ました。
丸太からカウンター材になるまでの流れを学びつつ、いよいよ天板選びです!
続いて、丸太から製材された天板コーナーにやってきました。
適材適所の樹種を選択しながら、こだわりの材料を選んでいきます。
打合せを進め、テーブル用の天板には硬い広葉樹の中でも柔らかめで 手触りが良いカツラの木材を使用する事になりました。
木目の様子や節・色合いなど、同じ樹種でも様々な特徴があるため、1枚ずつ確認しながら、ベストな材料を探していきます。
カツラは辺材と芯材の色合いがハッキリ違うため、今回は赤身が強い材料にこだわりました。
天板を横に剥ぎ合わせして、巾を確保していきます。
木表や木裏など、木材には反りやすい方向などもあるため、そういった点にも注目しながら加工の打ち合わせを進めていきます。
こうして材料を選んでいくと、愛着も湧きます。
とても完成が楽しみです!
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(2021年1月18日 16:00 投稿)