第1回 いわて森の棟梁研修会 報告レポート

今回は、いわて森の棟梁登録事業者などを対象として、昨年11月18日(月)に開催された研修会の様子をご紹介します。

 

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演題:「道の駅ふたつい」での地域材・一般材の活用事例について 

講師:西方 里見 氏

 

講師として来て頂いたのは、秋田県能代市で設計士として活躍されている(有)西方設計の西方里見氏。

「地域が豊かになるには地域力である」という思いのもと、地域の一般流通材を活用した多くの公共建築物に携わっている方です。

今回は、「道の駅ふたつい」の事例を中心に講演して頂きました。

 

設計の内容・求められるJAS認定木材の基準や検査の方法など、実際の経験談を交えながらのお話に、参加者の皆さんも興味深そうに聞いていました。

沢山の写真を見ながらで、イメージもしやすかったです。

 

また、「ぶなっこらんど」や「国際教養大学宿舎」など様々な事例も、紹介して頂きました。

実際に使用した木材の使用量と比例して、地域の職人の働き場所となり地域経済の活性化に役立つ など、大きな視点でのお話もありました。

 

参加者の方からは、

・木造部分が今まであまり好きではなかったが、興味がわきました。

・岩手でもこのような木造建築が増えれば良いなと思いました。

など、多くの前向きな意見も頂けました。

 

地域材でいい建物を作ることが、製材所や建設業者、地域住民などが豊かになる事に繋がります。

多くの事を考えるキッカケになり、とても良い研修になりました。

 

(文章:木の家ナビ事務局)